ROSHI YOSHIMURAYUSUKE SHIINA

[ 2017年撮影 ]


「自分の着たい格好をして、自分の信念を貫き通すんだよ。」彼と一緒にクリスマスのイルミネーションを見に行ったときのこと。 フリフリのスカートをはいた僕に、彼がこう言ってくれました。僕はFtX。女の子の身体に生まれた僕は、「女の子の身体に生まれた男の娘」という感覚で毎日を生きています。今は「ジェンダーレス」なんていう概念も生まれ、ジェンダーレスを売りにしたタレントもテレビでお茶の間を賑わす時代。僕も、周囲からは「男の子みたいな女の子」として、ジェンダーレスレス「女子」を演じることを求められてきました。Xジェンダーであること。それは、他のセクシャルマイノリティに比べて、わかりにくいこと。自分から言わない限り、周囲は絶対わかってくれない。僕はそんな、諦めのような気持ちを抱きながら生きていました。でも。。。好きな人には伝えたい。ずっと一緒にいたい相手だもの。彼には本当のことを知ってほしいな。そんな思いで、僕はあえて女の子らしい格好をして、彼にカムアウトしました。でも、もうわかっていたんだね。冒頭の言葉を聞いた時、僕の中で今までの重みが全部崩れ、泣きそうになりました。そうだよね。僕は何を着ても、どんな姿をしていても僕だもんね。スーツを着ていようが、ドレスを着ていようが、僕は僕なんだ。それに改めて気づかせてくれたあなたと、これからも、ずっと一緒に。そう思いました。

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